事例15

数学のクラスが落ちちゃった・・・

食事のとき、娘(16歳)が少しイライラした様子で「数学のクラス、この前のテストできなくて、下のクラスに落ちちゃった」と話してきた。今までだったら、「勉強をしっかりしなかったから・・・」などと、娘の話を止めて私の意見を言っていた。娘は、うんざり・・・といった表情だったが・・・・。

  • 私:クラスが変わるのがイヤなんだね。
  • 子:できが良くなかったから、そうかなーとは思っていたけれどね。
  • 私:テストが思うような結果じゃなく悔しいんだね。
  • 子:基礎クラスは、遊んでる子がいたりするの。発展クラスは、みんなやる気あるからいいんだよ。
  • 私:発展クラスの方が、はかどるんだね。
  • 子:うん。次は頑張って、また上がるよ。

【感想】

 能動的な聞き方をしたことで、娘が「本当は発展クラスにいたかった。だから、今回は悔しく感じている」のだと知ることができました。また、私から誘導したのではなく、本人が、「次は頑張る」と言ったことは、とても頼もしいです。

 

HRN2022夏号より

 

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