事例11

保育園の送り迎えをするとき、私は次女(4ヶ月)を乗せたベビーカーを押している。そのため、長女(その・4歳)と手がつなげず、長女は私のスカートをつまんだ。裾を持って元気よく歩くので、スカートが引っ張られ、私は少しイヤな気持ちになる。

  • そのちゃんがお母さんのスカートを持ってるでしょう?ちょっとだけならいいんだけど、元気よくお母さんのスカートを持って歩くと、スカートがめくれて、お母さん、とっても恥ずかしくて困ってしまうの
  • 娘:はい・・・・。(スカートから手を離し、数歩、後ろを歩く)
  • 私:ありがとう。そのちゃん、手をつないで帰りたいんだね
  • 娘:そう
  • 私:じゃあ、片手でベビーカーを押しても危なくない所まで行ったら手をつなごう
  • 娘:うん、そうする


【感想】

「手をつなぎたいけど、つなげない代わりにスカートの裾をつまむ」そういう形で長女なりに我慢してくれているのに、非受容な気持ちを持ってしまう自分は、優しくないなと思いました・・・が、人目もあるし、三分構成のわたしメッセージなら理解してくれるのではないかと思い、話してみました。すると、長女はすぐに行動を変えてくれました。でも、(娘が)ちょっとびっくりし寂しそうな表情を見せたので能動的な聞き方に切りかえて気持ちをくんでみました。

 私の状況(自分への影響と気持ち)を伝えたら分かってくれたようで、その後、スカートを持つときは恥ずかしくない程度に持つようになりました。

 

HRN2021秋号より

 

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