事例13

我が家は共働き。息子(ナル 11歳)が、下校後、家で寝てしまい、塾へ行かなかった。GPSが動かずはっきりとした確認が取れず、私が仕事を途中でやめて帰らざるを得なくなった。そこで、「やらなきゃいけない仕事が終わらなくて困る」ことを伝えると、息子が「これからは必ず連絡するね」と言った。

しかし、その夜、遅くまで起きていたので・・・・

  • パパは、ナルが11時をすぎても起きていると、今回のようなことにつながって自分の仕事に影響が出て、困ってしまうんだ。
  • :(15分くらい沈黙した後)専業主婦の家っていいよね。僕が帰ったら家のことが全部終わってるんだもん。
  • 私:帰ってきた後で、晩ご飯やお風呂とかやることが多いから寝るのが遅くなると思っているの?
  • 子:それもあるけど、夜しかパパとママとゆっくり話すときがないんだもん。
  • 私:寂しさもあるのかな?だから夜はゆっくり話す時間が欲しくて、つい寝るのがおそくなっちゃうのかな。
  • 子:そう。だから今みたいにゆっくり話す時間が欲しい。今バラバラにやっていることを三人一緒に出来るようにしたい。
  • 私:ご飯とかお風呂とか、できるだけパパとママと一緒がいいんだね?
  • 子:うん。だから手伝いする!みんなで揃った行動を取れるようにしよう!


【感想】

 沈黙への対応が難しい。今回は自分も黙って、息子の言葉を待ってみました。

 この会話の後で、さらに息子の正直な気持ち、「本当はママにいて欲しい。だけど、我慢できるから大丈夫。」が聞けました。初めてのことで、とても嬉しかったです。

 

2022.春号より 

 

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