事例1

  一緒にお風呂に入ったあとの次男(4歳)と私(母親)との会話

  • 子:テレビの続きが見たい
  • 私:テレビはつけません
  • 子:じゃあ、布団に入っても目をつぶらないでね
  • 私:ママは寝る時間だから目をつぶって寝るよ
  • 子:だって、怖い夢見るから・・・
  • 私:・・・(もしかしたら「テレビを見たい」と言ったのは、サインだったのかな?)怖い夢を見るから寝たくないのね
  • 子:うん、悪いのがいっぱい出るから
  • 私:夢の中に悪者がいっぱい出てくるんだ
  • 子:ママがいないんだよ
  • 私:その夢の中にママは出てこないんだね
  • 子:ヒーローもいないんだよ
  • 私:そっかぁ。ヒーローも出てこないんだ。怖かったね
  • 子:(いきなりケロッとして)早く寝ようよ!

【感想】

最初は、次男の言葉に否定的な気持ちだったが、「何かあったのかもしれない・・・」と途中で気付いたので、能動的な聞き方をしてみた。すると、こちらが拍子抜けするくらい、いきなり気持ちを切りかえたのでびっくり!

普段は、話し上手な長男(6歳)の話の方に耳を傾けがちだが、このときは二人きりだったし、自分にも余裕があったので、次男の話をゆっくり聞くことができた。「夢のことは次男にとって大問題なんだなぁ。もしかしたら、毎晩、悩んでいたのかなぁと思った。今までは「まだ4歳だから確固たる考えもなく、話に中身はない」と次男をあなどっていたことに気づき反省。

次の日、次男は起きた途端、「よい夢を見た」と嬉しそうに話してくれた。

 

HRN2015秋号より

 

事例2へ →☆