事例6

夫(26歳)と妻の会話。

夫と二人で夕食をとっていたときのこと。今週は二人とも仕事が忙しく、この日も帰宅したのは10時を過ぎていた。

  • 夫:あー、もうやってらんないわー
  • 私:なんだかイライラしているみたいだね
  • 夫:そうなんだよ。新人がどうしようもなくてさ
  • 私:新人に困っているのね
  • 夫:うん。あいつが伝達ミスをして、そのせいで俺まで怒られたのに、そいつ「自分はそんなこと言ってません」とか言って、謝りもしないんだよ
  • 私:とても腹が立ったのね
  • 夫:うん。まぁ、いずれ困るのはそいつだからいいんだけどさ・・・・。教えても、注意しても、全然変わらないからどうしていいのかわからないよ
  • 私:その子のために何とかしてあげないのね
  • 夫:まあ、もうちょっと頑張ってみるよ

 


【感想】

「もうやってらんない」という夫のつぶやき。いつもなら流してしまうところですが、ちょうど講座で学んでいるときだったので、「能動的な聞き方」を意識して、真剣に話を聞きました。

すると、夫が事情や気持ちを話してきました。問題解決の助けになったかどうか分かりませんが、怒りが意欲に変わっていく会話となり、楽しく感じました。

 

HRN2014春号より

 

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